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最後の試練

Oさんと約束した後、早速金額の半分を振り込んだ。

ますます早く手に入れたい気持ちが強くなったのは言うまでもない。
今の自分にできることはなんなんだろうか、毎日考えていた。

とにかく考えうる限りのありとあらゆる金策を行った結果、なんと10月末にOさんと約束した日の一ヵ月後にはお金が全部そろったのである。
本当は全額振り込むまでに三ヶ月は必要としていたのだが、なんとかなった。
早速Oさんに残りの金額を全額お支払いする。
Oさんのご厚意がなければ、このGSは手に入れることができなかった。
走れメロス状態で、一刻も早くゴールにたどり着かなければならなかった状態であったので、
約束を守ることができて本当によかった。

数日して、GSのシールドだけ送られてきた。BASというオートバイ輸送では、今回のバイクはシールドつけたままだと
追加料金が取られるので、Oさんがわざわざ外して送ってくれたのである。

すごくデカイシールドで、これがついていたGSはさぞ大きいんだろう。
si-rud




免許 ×
お金 ○
バイク○

の状態である。
そう、普通自動二輪の免許しかなく、急ぎ、大型自動二輪の免許を取るために教習所に行った。


教習所のバイクはヤマハXJR1300というバイクであった。
自分が乗っていたVTR250に比べると、取り回しが非常に重く、サイドスタンド一つかけるのにすごく気を使う。

そして、この教習所のXJR1300だからなんだろうが、クラッチがとても重かった。
教習所ではクラッチを握ったままのことが多かったので、とても疲れた。
足つきはつま先の親指の付け根がべったり付くのでまったく問題なし。
教習所の教習の中で、クランクで一回だけこかしたが、カンタンに起こせた。


全体の印象としては、VTR250と比べると取り回しが非常に重い代わりに低速がかなり安定感があった。
これには非常に感心した。軽いVTR250では経験できなかったことだから。


その一方でXJR1300に乗ってみてVTR250の乗りやすさは本当に素晴らしいと感じた。


教習所の帰りからはVTR250で帰るのだが、この気軽さ身軽さはそれ自体が走ることを楽しくする、
自分が実に良いバイクに乗っていたんだなと痛感させられた。

それに、やっぱり、オートバイが好きなんだったら、一台で終わらせちゃいけないと思った。
オートバイの数だけ魅力があるんだとそう思った。


大型バイクだからといって、操作は何も難しいことはなく、大型バイクの性格を知るということが大型免許のテーマなのかもしれない。


教習は順調に進んで、このまま卒業できるかと思われた。
とくに苦手な部分もなく、VTR250の延長にすぎないという所感があった。
取り回しが重いだけ。なんてことない。


あと少し届くGSに乗るために何が何でも合格しなければという強い思い、
一刻も早くGSに乗りたいという強い思い、
そして、仕事の都合でなかなか休みが取れず、
このときはすでに12月であったので、落ちたら師走の教習所の休みにつられて年明け以降になってしまう、
何が何でもそれは避けたいというさまざまな強い気持ちが自分に通常の三倍肩に力を入れさせた。



あと2週間でR1150GS ADVENTUREがやってくるというとき、あろうことか一発目の卒業検定に落ちた。
普段の教習では絶対にミスしなかったスラロームにひっかかったのである。

愕然とした。

卒業検定というのは週に二回しかやっておらず、しかも仕事の休みと同じ日というのは限られている。


自信も大きく失った。なんでミスをしたのかわからない。
普段ミスをしないところなのだから余計にショックが強かった。
次に検定を受けるときにどうすればいいのかわからない。

次落ちたらバイクは届くのに免許がないから来年になってしまう…。
バイクの保管料もかかるし、蛇の生殺しか…。



気持ちはとても落ち込んだ。
いざというときにメンタルが弱い。本番に弱い。最悪だ。


GSに乗るための最後の試練。



色々本を読んだりした結果、スラロームを失敗したのは、そうなるように自分で選んだからだと分析できた。
失敗したらまずいという気持ちが強かったあまり、脳みそが失敗するほうを選んだのだ。だからミスをした。


二回目の卒業検定のとき、何度も何度も自分に言い聞かせた。
「自分は卒業検定に合格しました」「自分の中にヒーローがいるのを信じろ、自分ならできる!」

そうつぶやきながら二回目の卒業検定をスタートする。
スラロームにさしかかったとき、逃げたい気持ちにとらわれた。
時間をかけてフラフラしながらスラロームをクリア。


ああ、こんな動きじゃ点数足りなくてダメかもしれない。
そう思いながら最後の急制動をクリアしたあと、XJR1300から降りてヘルメットを脱ぐ。

情けないことに手は震え、足はがくがく力が入っていなかった。

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プロフィール

Takesi Goda

Author:Takesi Goda
1980年製のライダーです。オートバイに20歳から乗り始めて16年になりました。
ジョルカブに4.4万キロ、VTR250に10万キロ乗ってきました。
現在は02年製R1150GS ADVENTUREと89年製セロー225と81年製モンキーの三台体制です。
身長170cm体重82キロです。(大晦日までに66kg目標)
夢は日本一周とアメリカを自分のバイクで旅すること。

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