宮古に行けず、大船渡へ

遠野駅のベンチで缶コーヒーを飲みながらゆっくりと考える。
さてどうしたものか…。

他のビジネスホテルはここから100km以上は行かないとないようだ。

うむ…。ならばラブホテルはどうだ?
地図を見ると、近くに一つだけホテル楽園というラブホテルがある。

早速電話すると、おじいちゃんが「ハイ」と一言だけ言って出る。しまった、間違えたかと思ったが、ホテル楽園さんですか?と聞くとそうですと答える。
どうやら空いているらしい。

ただ、一つ懸念があって、ラブホテルは一人で泊まるのを嫌がる傾向にある。
そりゃそうだ。
電話だと断られる可能性があるので現地で直接交渉すればいい。

アドベンチャーと自分の姿を見てもらえば、ただの迷い込んだツーリングライダー
として納得してもらえるはず。

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ラブホテルに行く途中にローソンがあったのでそこで食料と飲み物を調達し向かう。

ラブホテルにうまく侵入すると、モーターホテル型のタイプで直接入り込んであとは勝手によろしくくという形でフロントで挨拶なんかしない。
しめしめ。
交渉が必要かと思ったが、ふうやれやれ、問題なかった。

今日一日よく走った。汗と排気ガスにまみれた。大変疲れた。
風呂を沸かす。
生き返った!!!
携帯電話の電波が非常に弱く、ネット接続が難しい。

テレビを見ながら食料を食べ、いつの間にか眠っていた。


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朝六時に目が覚める。
もう一回お風呂を沸かして入る。
さあ出発だ。


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ホントに助かった。
朝はおばあちゃんが料金を受け取りに来てくれた。
横浜から来たことや、泊まるところがなくて本当に助かったと伝える。


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出発前に走行距離を確認する。723kmか。
エンジンオイルを200mlほど追加する。

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昨日洗った靴下を乾かすために。
一時間も走れば乾くだろう。そしたらまた履くのである。

宮古に向かうが台風の影響で土砂崩れで宮古までは海側を経由しなければならず、
今回はあきらめることにした。

遠野の風景を感じながら海に向かっていく。

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朝のコーヒー休憩である。


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被災地に近づいていくにつれ、自分の気持ちが暗くなっていく。
あのようにたくさんの人がなくなった町にどういう顔をしていけばいいのかわからない。

とにかく行ってみればいい。行けば何かがわかる。


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大船渡に到着する。
港周辺が工事現場のようである。
これから新しい建物がどんどん出来上がっていく最中であった。


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まだ取り壊されていない。


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ちょうどあの高さまで津波が来たのだろう。

9年ほど前に北海道ツーリングの帰りに1人三陸の海岸沿いを走り野宿場所を探していた。
津波の注意の看板がいたるところにあり、怖くて海岸で野宿ができなかった。
関東では見れない大きさの防潮堤を真夜中に見かけたとき本当に怖かった。


その数年後に実際津波がやってきた。

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すぐそばの家々を見る。
圧倒的に新しい建物のほうが多い。
もう新しい生活がはじまっているのである。


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港周辺は土が多い。


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陸前高田に向かう

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こんばんは!

泊るとこがなくてどうなる事かと思ってましたが・・・
ラブホテルね!ww
靴下の乾燥は水平対向ならでわの干し方ですね(笑)
非常に参考になります(^^)
被災地はまだまだ当時のままの姿を残してるとこがいっぱいあるんですね!
写真を見ると胸が締め付けられます(-。-)

No title

ムコ殿先輩、この靴下の乾かし方、見事でしょう笑
冬は缶コーヒーを置いておくと常に暖かい状態で飲めるという噂です!

港は工事現場の人たちで活気にあふれていて、元気があります!
あと二年もあれば、震災に遭ったとは思えないくらいピカピカの町が出来上がっていることでしょう!

岩手の道は本当にGS向きで走りやすくて景色も綺麗で何より快走路です!
絶対また岩手に行こうと思います!

大船渡ですか~!

本当に田舎ですねぇ~!・・・それにしても~暗くなってからの宿探しは田舎では~本当苦労された事と思います。
モーテルと言っても建物が独立した本当に田舎のモーテルなんですねぇ~~ww (^^ゞ・・・Godaさんの様にライダーさん達の為にも開放してくれればいいのに~~♪ (^^)

大船渡では、おじ3もTVで見覚えのある建物が幾つかありました。
おじ3の住む栃木県は山ばかりなので、お隣の茨城県へ行くと~海が見えると~最初は思わず【うわぁ~!♪♪】と歓声が上がってしまいますが~こう言った災害も当然あり得る海辺の地域なのだよなぁ~~!!と思わされます。
長旅でお疲れのGodaさんは、この後何処へ行かれたのか?・・・後編が楽しみです。(^^ゞ

自らの目で

現地まで足を運んで見て初めて感じる事はTVやネットを介して知る事とは全然違うと思います。
傷だらけになった町を再建している活気を感じられたのは良かったですね。
これだけの長距離、様々な路面状況を走るにはGSは最高の相棒でしょう。
使いこなされたGSは一段と雰囲気出ますね♪

Re: 自らの目で

軍曹さん、ありがとうございます。
大型バイクの本領を発揮できたツーリングで本当に楽しかったです。

ただ、東北は本当に昔から津波にやられた歴史を持っているので、次に大きな津波が来たときに、
それに打ち勝って欲しいです。
もう二度とこんなにたくさんの人が亡くなるのはごめんですし、みなさんに命の心配なく暮らして欲しいです。
プロフィール

Takesi Goda

Author:Takesi Goda
1980年製のライダーです。オートバイに20歳から乗り始めて17年になりました。
81年製モンキー、12年製エストレヤの二台体制です。
新車でR1200GSAを買う経済力を手に入れるために動いております。
以前ほどバイクに本腰を入れることができませんが月に1-2回はツーリングに行きます。
夢は日本一周とアメリカを自分のバイクで旅すること。

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