夏の予感



朝4時30分に起きる。
久しぶりの早起きにくじけそうになるがソイッ!と気合を入れて出発である。

近日予定のタイヤ交換と定期点検のお金は確保できたので気持ちよくツーリングに行ける。

横浜新道に乗ってあとはひたすら下道。
平塚を経由し足柄峠を目指す。


足柄峠の薄暗い林の中で病気でそうなったのか、トコロドコロ毛が抜け落ちたアライグマが飛び出して来た。
道路の隅でアライグマは体震わせてアドベンチャーが通り過ぎるのを待っていた。
あの怯えた顔…。

あいつ、生きたいんだな。生き延びたいんだな。

生き物の生きたいという気持ちは変わらない。
それが人間であっても、アライグマであっても。
あのアライグマにもおかあちゃんがいて大事に育てられてきただろうに。

生きものが愛しくなった。
自分の命もアライグマの命も同じだ。



IMG_20160614_091530_R.jpg

富士川沿い登る途中、身延線の電車がやってきた。
思わずアドベンチャーから降りて写した。


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ちょこっとだけ駅に立ち寄ることにした。



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身延線、やべーなこれは。一時間または二時間に一本なのである。
ここらへんで暮らすには自動車がないと相当大変だ。
逆に自動車があったら電車は無用の長物になるはず。


このローカル線のにおいにめちゃくちゃムラムラ来た。
これはまたCB125Tで訪れたい。


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だれもいない、だれもこない。

自分にとってあまり意味の無いこの場所の空気を感じて
自分にとってこの場所はなんなのかを考える。

いくら考えても自分の思惑とは関係なく、ただこの場所は存在する。

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富士川のほとりにて。
大分暖かくなってきた。
コミネのJK-555を脱いだ。

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売るための米か、自分で食べるための米なのだろうか。
もしかしたら後者かもしれないなあ。


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みはらしの丘、みたまの湯の近くにて。

何かが違う…。
そうだ、南会津は胸が締め付けられるような田舎特有のさみしさ、風情があった。

確かにここらの風景はキレイなのだが、やはり富士山周辺は人口が多いのだ。
交通量も多い。

南会津が恋しくなった。
今まではこの景色を見たら来てよかったと思っていたかもしれないが、
絶望するほどのさみしさはない。
もはや田舎中毒かもしれない。

そんな田舎のさみしさをまた味わいに行きたい。



IMGP7563_R.jpg


山に乗せられた白い雲と汗ばむ陽気が夏が近いことを感じさせた。


この後、みたまの湯にてひとっぷろ浴びた後、道志を経由し1530に横浜に帰還ス。

本日の走行距離371km

アドベンチャー定期点検まであと926km

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おはようございます(^^)

今回は身延方面でしたか!
ところでその写真の場所って何かで事前に探すのでしょうか!
それとも行き当たりばったり?
もし後者だったら・・・同じ臭いがする!失礼だな(笑)
今回もいい旅お疲れ様でした(^^)

写真綺麗

いいですね~今回の写真♪
GSもカッコいいこと!

それと文章に引き込まれました。

>だれもいない、だれもこない。

>自分にとってあまり意味の無いこの場所の空気を感じて
>自分にとってこの場所はなんなのかを考える。

>いくら考えても自分の思惑とは関係なく、ただこの場所は存在する。

>南会津は胸が締め付けられるような田舎特有のさみしさ、風情があった。

詩人ですな~♪

田舎の寂しさ、風情・・・僕も知らない土地のそんな空気を感じる旅が大好きです。
また遠くへ行きたくなってきたなぁ!!

リンクさせてもらいました!

No title

ムコ殿先輩、ありがとうございます!
走っていてムム!と思ったところで立ち止まって写真を撮っております。
行き当たりばったりでございます!

No title

ハックニー軍曹さん、ありがとうございます!
自分は平日が休みで一緒に走る人がいないので一人田舎を走っていると自分自身との会話になってしまうんですね。
走っていて感じたことをそのまま書いています。

身延線の駅とか本当に何も無いんですが、何かこうキラキラしたようなものを感じてしまうんですよね。
あるいは別の世界に入り込んでしまったかのような印象を受けるというか。
そういったものが心に刻まれていくというか。

やっぱりとにかくオートバイで知らない町や村を訪れるというのは大変素晴らしいことだと思います。

No title

こんばんは、
一見普通のコース取りかと思いきや、確実に県道を繋いだ凄いコース!!
梅雨の晴れ間はもう夏空ですね!

素朴な田舎な風景には色々な種類がありますよね、
限りなく素朴な雪国の集落、
 朽ちていく空き家・・・荒れ果てる農地もあったり・・・
山間部の手入れされた庭が綺麗な集落、
区画整理などで建物は最新になったけど静まりかえっている集落、
年寄りが道端に座ってゆっくり時が過ぎていく小さな漁港の集落、
普通の地方でただ人が少ない集落、きれいに田植えが終わった田んぼ~実った黄金色の稲穂・・・
ほかにどんな風景があるかなぁ・・・そんな風景を味わうにはオートバイが一番ですね。
だからどうって訳ではなくて、ただ通り過ぎているだけかも知れないけれど・・・

No title

h37さん、ありがとうございます!
キラキラした田舎や山道の匂い、ぬくもり、雰囲気を我が身で切り裂いていくことが最高に楽しいです。

国道ですと他の車と一緒に走ることが多く、快適に走るためになるべく県道を選びました。
始終自分だけのペースで走っていますが、それがまた逆に人恋しくなりますし、
軽くホームシックになってしまいます。
ちょっと孤独を感じてしまう時間が多いですが、それがまた気分爽快です!
プロフィール

Takesi Goda

Author:Takesi Goda
1980年製のライダーです。オートバイに20歳から乗り始めて16年になりました。
ジョルカブに4.4万キロ、VTR250に10万キロ乗ってきました。
現在は02年製R1150GS ADVENTUREと89年製セロー225と81年製モンキーの三台体制です。
身長170cm体重82キロです。(大晦日までに66kg目標)
夢は日本一周とアメリカを自分のバイクで旅すること。

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