カブ50の魅力

2016年11月21日、埼玉県にヤフオクで落札したカブ50を受け取る予定が入っていた。

カブ50は本来モンキーにエンジンを載せ替えるために落札したものであったが、モンキーが絶好調になったために不用になり困っていたところ
友人が快く買い取ってくれることになったのであった。


朝8時におきて横浜市の神奈川区役所に行きナンバープレートを取得しようとしたところ、
友人の住民票は旭区にあるためにそこでないと登録できないとのことであった。
(登録名義の人間の電気、ガスなどの領収書があればオーケーであった。)

一瞬、集合時間に間に合うかと焦った。

友人の住民票が登録してある旭区役所にいけば解決する。
モンキーを旭区役所に急がせる。

といっても時速30-40以上出す気になれない。

IMG_20161118_002921_R.jpg 
ふにゃふにゃ純正サスをとっぱらい、キタコのモンキー用のサスの試し切りである。
アマゾンで2本で6516円であった。取り付けも片側2本のボルトの付け外しで完了するのでお手軽チューンである。

ノーマルサスはバランスが取れていると言われるが、圧倒的に社外品の方がいいと思う。
乗り心地、ショック吸収性能が大幅に向上。

のろのろと旭区役所に到着し無事ナンバープレート取得完了である。

またのろのろとモンキーで自宅に戻り電車にて埼玉県の航空公園という駅に向かう。


IMG_20161121_130926.jpg 
航空公園駅を降りてすぐにコンビニにて自賠責保険を申し込む。
待ち合わせの時間に二分遅れて引渡しである。

待っていたのはとんでもなく状態がよくエンジンの調子が抜群のカブであった。

キック二発でエンジン始動、音もいい。アイドリングもバッチリ。
もちろん時速60km出る。

IMG_20161122_223612.jpg 
調べたところ、どうやら93年か94年に作られたカブであった。

20年経過しているとは思えないほどの絶好調ぶりである。
思わずモンキーにエンジンを載せ換えたくなった。


IMG_20161121_133611.jpg 
さあ出発だ。
自動遠心クラッチの調子もバッチリだ。
盗まれたカブ90はやっぱりクラッチが滑っていたなとわかる。

乗り始めてすぐにこの感覚、思い出した。
初めて自分でかったジョルカブと同じフィーリングなのである。

もう今日は時速30-40キロで帰ろうと決めていた。
のんびり走っていてそれがめちゃくちゃ面白いことに気が付いたのである。

いや、この面白さを自分は知っていた。
だけども、排気量が大きくなるにつれて忘れていったフィーリングである。

このフィーリングに惚れてどこまでも走っていたわ。

このカブ50で所沢から横浜まで帰る。
小さな冒険のはじまりだ!

交通の流れに乗れなくても、快適に追い越される工夫をすればいい。
本当に自分が邪魔をしているときは一旦歩道に非難して先に行かせればいい。

面白くて面白くて仕方がない!!

見知らぬ住宅街を走り抜ける楽しさ!


しかも、モンキーと大きく違うのは乗り心地が実によく、エンジンの音やシフトショックなどの衝撃がやわらげられている。

同じ50ccでもまったくの別世界である。

そうだった。自分がバイクが大好きになっていったのはこれだったんだよ。


まだ世界にはカブに乗ったことがない人がたくさんいる。
カブの世界を知らないなんて、なんて残念な人たちなんだろうか!!

友人に譲るのをキャンセルし、実家においておいてたまに乗りたいなと真剣に考えた。

IMG_20161121_140044.jpg 

道中、偶然にぎわっているラーメン屋を発見する。
朝から何も食べていないのでもちろん突撃である

IMG_20161121_140745.jpg 
ツバキというラーメン屋さんで、午後2時を過ぎていたが、繁盛しており、人気の店である。

実際食べてみたが、自分には少ししょっぱい感じがしたが、しっかりと作られたラーメンで、
非常にうまかった。
思い出すだけでまた食べに行きたくなる。


16時半ごろ、横浜に到着する。
実に楽しかった。

カブは次の日、友人に渡した。

いやしかし、カブのバイクとしての完成度はかなり高く、
走っていて本当に楽しいバイクであるので、
これはやはり一台買って実家に置いてオヤジに乗ってもらいたまに使わせてもらおうかなと思う次第である。

やべえ!!!!!!

IMG_20161120_072450_Ra.jpg

2016年11月20日、ムコ殿先輩とハックニー軍曹さんの主催されたアタックツーリングに参加。

当日は朝5時半にモンキーに火を入れてセローの秘密基地に向かうもなんだかんだガソリンの給油やらなにやらで時間がかかり、
待ち合わせ場所の木更津のコンビニに出発15分前に到着である。

集合場所に着いて気がついたのが、みなさんツーリストという上級者向けのタイヤなのである。
自分一人だけノーマルタイヤなのである。

そこではじめて今日は本当にヤバイぞと気がついた。

山登りで認識が甘く、装備が貧弱ゆえに遭難して死亡する哀れな初心者という言葉がモロに当てはまる状況であった

これやばいわ。これ今日自分、もしかしたら死ぬかもしれん…。
まだ今なら引き返せる。
いや…いざとなったら助けてもらえるだろうし、根性があればなんとなかなるんじゃないのか?


タイヤの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!


と、駐車場では強気だった僕ちゃん…。


IMG_20161120_100805_R.jpg


ところがどっこい、いざ山の中に入ると転落しそうなホッソイ尾根道などを走っていると急に不安にとらわれはじめた。

ツーリストを履いている人が行ける道は自分がいけるとは限らないだろうな…。
そう考えると前を走る先輩方の後を追う形でもものすごいプレッシャーを感じてしまうのである。

恐怖が自分を染め始めた。


そしてある程度走ってフラットな場所や下りでは問題がなかった。

圧倒的な戦力の違いを感じたのは上りであった。


ツルンツルンの濡れた岩の上り坂を登ることができなかった!!!!

登れないわ、ブレーキをかけようとしてもそのまま滑っていくわで完全に詰んだ

起こしても起こしてもツルンツルンに滑っていく哀れなノーマルタイヤ

周りの方々に何度も助けられた。


根性などクソの役にも立たない…
これが…リ…アルか…


クソッ!ツーリストはこのためにあるのかッ!!



ええぃ!IRCのツーリストは化け物か!

ずるい…グスン。


IMG_0214_R.jpg

ヘロヘロフラフラになったところでダメ押しの転倒で、サイドケースが変な形で外れてバッテリーケースが飛び出た。

何度もセローを起こして息も上がっていたので思考力が低下しており
マイナスドライバーを回すときの支えにと、うっかりマフラーに触れてしまった。

(前のオーナーが軽量化のためにマフラーガードを外していたのだ)

あちいっ!!!と思ったときにはもう遅かった。

指先と小指の広範囲に強烈な痛みが走る。

ちいっ!!!!

いや、まだいける。痛いだけだ。問題ない。
(翌日には痛みが引き、4日もあれば新しい肉ができそう。白くなっているのは細胞が死んでいるサインらしい)

体力を低下させ、息を上げると思考力が下がる。
ダート走行は道のデコボコを読まなきゃいけないから、思考力を低下させたらいかん。
今後は息が上がったり疲れたらちゃんと休もう。



IMG_20161120_100812_R.jpg


ツーリストの先輩方もかなり苦戦されるこの現場でノーマルなんて無理無理!


考えても見れば、このように、ツーリストなら行ける世界というものがあり、
これは是非ツーリストを導入しなければならない。
大変残念だけど、今日は気持ち切り替えてまた次回のチャレンジですなこれは。


IMG_20161120_112509_R.jpg


IMG_20161120_113124_R.jpg

ヤケドするわ、走りはお話にならないわで惨憺たる結果であったが、ツーリストの重要性と、
林道ツーリングとは別の世界、トライアルの世界を知る必要もあるし、
もっとテクニックを上達させる必要もあるなあと感じた。

何より、本日のイベントのおかげで新しい目標ができた。

企画してくださったムコ殿先輩とハックニー軍曹さんに大感謝である。

南会津をさまよう 後編

IMGP7537_R.jpg 
食堂の定食が実によかった。
いい気分で県道350号線を進んでいく。
なかなか雰囲気がいい道で気持ちよく走って行く。


IMGP7539_R.jpg 
げっ!ダートだ!!!
県道でダートだなんて、本当に珍しい。
万が一アドベンチャーを倒したら状況によっては引き起こせない。
交通量が少ないので助けは来ないと思ったほうがいい。
引き返そうか…。


しばらく考えたが、ええい!進んでしまえ!!!

タイヤの空気圧は高めにしてありダートは苦戦するかも。
フラットダートであるのを祈るしかない。
空気入れなんて持ってきてないから空気圧を落とすのも微妙である。

交通量が少ないのか、砂利が多めでフカフカなところが多く、ややガレている部分に苦労した。
一瞬バランスを失いそうになり
冷や汗をかいた。

まったく想定外のダートだった。

いやしかし、県道でダートとは何かがおかしい。
やっぱり引き返したほうがいいんじゃないか。

いやいやこれもまた経験。

悩みながらゆっくりと進んでいった。
1、2速でゆっくりと走っていったらエンジンオイルの目盛りがいつもより一つ高くなった。


いつまでたってもダート。早く終わってくれ!


JPEG Image (118477)_R 
!!!!!!!!!!!!!!!!!

一時間も走ったところでゲートが設置されていた。
まあまあ、開きさえすればどうということはない。
ていうか、林道じゃあるまいし、なんなんだよ、この道。
まさか…まさかね…。


IMGP7540_R.jpg 
ギャー!!!!!!!!!!!!!
カギが駆けられていてこれ以上進めない!!
マジか!!
県道でこんなことってあるんだ!さすがに南会津ということなのかもしれない。
関東の常識はここでは通用しない。

ゲート越しのアドベンチャーが走りたさそうにこっちを見ている。

一時間かけてここまでやってきたのに、また一時間かけて戻らなきゃならない。
それもダートを。12kmはあるダートを。
思わず大笑いしてしまった。

うむ~、佐野ラーメンは今日は無しだなあ。

仕方ない。とにかく戻ろう!

IMGP7542_R.jpg 
今すぐにでも引き返したい気持ちであったが、
ダートで少し疲れていたので、ここで少し休憩することにした。

眺めが非常に良い。
携帯電話の電波は届かない。
空気がとてもおいしい。
車が走っていないので、ここは極めてきれいな空気にあふれていると言ってもいいかもしれない。


行き止まりだったが、これはこれでよかったかもしれない。


yamanonaka_R.jpg 
福島県と栃木県のちょうど境目であった。
ゲートがあると知っていたら訪れることはなかったし、これはこれで貴重な経験をさせていただいたのかもしれない。




IMGP7543_R.jpg 
こんなに広ければ人も全然来ないし、ここで野宿というのもありかもしれない。
もし野宿したらこの場所から見る朝の風景はたまらないものがあるかもしれない。

今後の野宿地の候補として記憶させていただこう。


IMGP7544_R.jpg 
こんな看板あまり意味がない気がするが…。


IMGP7541_R.jpg 
もっと南会津を走りなさいということね。
さ、戻ろう。

JPEG Image (118495)_R 
たっぷりダートを走って慣れた為、帰りは比較的スイスイ走れるようになった。
この県道はオンロードバイクだったらかなり厳しいと思う。
アドベンチャーはオフロードバイクではないが、デュアルパーパスタイプでよかった。

いやしかし、やっぱセローはオフロード最強だと思う。
セローで来たらまた楽しいだろうなあ。


JPEG Image (118514)_R 
塩原温泉近くにて。

気持ちを切り替えて走る。
遠回りして帰ってやろう。
そのまま行き先を茨城県の筑波山近くの「やさと温泉ゆりの郷」に決めた。
そこでゆっくり温泉に入って仮眠して横浜に戻る段取りだ。


大幅に道を変えなければならない。
ルートを以前走ったルートに切り替える。


IMGP7545_R.jpg 
栃木県那須塩原市上大貫の近く。
山を降りて筑波山に向かう途中。

あまりにも風景が美しかったため立ち止まる。


IMGP7553_R.jpg 
田んぼに写る空があまりにもきれいでしばらく見とれる。


この後、筑波山を目指すが、やさと温泉近くで今日は休みだということを知る。

代わりに土浦駅近くの湯楽の里にて湯に浸かりサウナで汗を流す。
メシ食べて仮眠し、2130すぎに出発する。

ひたすら一般道を走っていき、夜中の一時前に自宅着である。

走行距離約680km
エンジンオイルは200ccほど消費したようだ。

JPEG Image (118533)_R 
後輪タイヤはまだミゾはあるが、もうそろそろ交換が必要である。
2.9万キロ走行した。タイヤ空気圧2.7で使用。
ここまで持ってくれれば十分である。

JPEG Image (118550)_R 

前輪もスリップサイン。
こちらは1.4万キロほどなので、後輪より寿命が短い。
タイヤ空気圧は高めで2.6なのだが、マニュアル値の2.5だったらもっと減りが早いのだろうか。


JPEG Image (118541)_R 
栃木、福島は虫が多かった。


総走行距離62045

前回のエンジンオイル交換から3627km走行。
エンジンオイル交換しよう。


定期点検まであと1300km。
プロフィール

Takesi Goda

Author:Takesi Goda
1980年製のライダーです。オートバイに20歳から乗り始めて17年になりました。
81年製モンキー、12年製エストレヤの二台体制です。
新車でR1200GSAを買う経済力を手に入れるために動いております。
以前ほどバイクに本腰を入れることができませんが月に1-2回はツーリングに行きます。
夢は日本一周とアメリカを自分のバイクで旅すること。

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
FC2カウンター
リンク
検索フォーム